あのアナウンスの正体は?②
前回の続きからになります!
前回は、車両点検のアナウンスについてご紹介しました。
線路立ち入り
こちらもよく聞くフレーズではないでしょうか。
線路内に人が立ち入る可能性の高い場所といえば、やはり踏切か駅構内でしょう。
踏切では、無理な横断をしようとして取り残された、など。
駅構内では、ウッカリ転落や、近道しようとして故意に立ち入りなど。
今は踏切や駅のホームに非常ボタンがあって、目撃者などがボタンを押すと付近の電車は必ず停止し、
安全が確認できるまで運転を再開できませんから、それが遅れにつながるケースも多いです。
酔っぱらいによる故意やウッカリである割合が非常に高いです。
鉄道利用者にも一般通行人にもいろいろな人がいますから、
ふつうの常識では考えられないようなケースが次々と出てくるのも事実です。
線路内に「人」が立ち入ったと説明があった場合は、
JRにとって「お客様」ではない人が線路内に立ち入ったことを意味します。
通常は踏切から立ち入ることが多いでしょう。
主な例としては
・踏切がなったあと、無理に横断した。
・踏み切りでない場所で無理に横断した。あるいは文字通り立ち入った。
・上記と同様の状況であるが明らかに自殺目的であった。
・撮影その他の目的で線路のすぐ脇に立ち入った。
一方「お客様」が立ち入ったと説明があった場合は、
JRにとってのお客様(=乗客)が線路に立ち入ったことを意味します。
こちらはホームや列車から線路に降りるケースが多いようです。
但し、不可抗力で立ち入った場合にも「立ち入った」と表現するかどうかは状況によるようです。
(状況によっては「人身事故」と案内する可能性があります。)
主な例としては
・線路に落し物をしたなどにより、それを拾おうとしてホームから線路に飛び降りた。
・自殺をしようとして線路に下りた。
・駅構内で犯罪行為・迷惑行為をした人が逃走のためにホームから線路に下りた。
・本人の不注意や第三者行為によりホームから線路に転落した。
・撮影や趣味的な調査のために駅構内の線路脇などに立ち入った。
・列車を乗り間違えたなどの理由により走行中の列車を止めて、車外に出た。
・トラブル等や信号待ち等で駅間停車中の列車から車外に出た。
いかがでしたでしょうか。
さまざまな理由によりアナウンスされていることが多いです。
誰もが利用する公共機関ですので、できるだけスムーズに進むよう心がけていきたいですね。
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